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二号機
二号機


スペック


到着、そして組み立て


起動、そして…


スペック

今までCOMPAQ PRESARIO 5150というマシンを使ってました。
彼は1998年製のマシンで、当時はまだ少数派のDVD-ROMドライブ標準装備など値段の割にコストパフォーマンスが高かったので購入しました。当時のスペックはこんな感じです。

PRESARIO 5150改
CPUK6-2 350MHz
Memory192MB(Default:64MB)
HDD8GB
その他増設TVキャプチャボード

これで数年間使ってきたわけですが、さすがに最近はツラくなってきました。eclipseとか結構重要なアプリケーションが重過ぎて使い物にならなかったり。
いつか、次世代機は自作で、なんて考えてたんですが(機能を自分で選べるため)、ついにそのときがやってきたようです。まああと1年後には社会人だし、今金をケチってもしょうがないと思ったのもあるけど。

ではまず自作するにあたってスペックを考えなければなりません。
自分は以下のような構成にしました。

二号機(名称未定)
CPUAMD Athlon XP 2800+ (Barton)コストパフォーマンスでAMD。
ちょうどBartonが出る時期だったので。
MotherBoardAOpen AK77-400 MaxBarton対応、IEEE/USB2.0など多機能
VGAは自分で選びたいのでついてないモデル
GraphicBoardGIGABYTE GV-R9200-VIVOマザーボードがAGPx8対応ってことで
Radeon 9200のファンレスモデル
CPU FanSpeeze FalconRock IIAthlonの静音の定番らしいです。
やっぱり静かなほうがいいので。
MemorySAMSUNG SuperT PC3200 DDR-SDRAM 512MBマザーボードがPC3200正式対応のため。
容量は予算と相談
HDDBarracuda 7200.7 ST380011A U-ATA100 80GB 7200rpm静かっていうウワサだったので。
DVD+RW付けるので80GBあれば大丈夫かな
DVD DriveI/O DATA DVR-ABN4DVD-RW/+RW対応
CaseAOpen H600B 400Wデザイン重視
機能的にも評判がよく、電源容量も十分
使いまわしディスプレイ/キーボード/マウス/プリンタ/スキャナなどプレサリオに付けてたTVキャプチャボードはWin9xしか使えないらしい…。

予算13万弱でした。今回はSerial-ATAは使ってません。
これを選ぶときにはかなり気を使いましたね。そもそも自作自体が初めてというのもありますが、それ以前に知識の面が弱かったからです。
さすがにCPUの種類とかDVDのフォーマット形式などの知識はある程度ありましたが、マザーボードとかファンとかは自作する人じゃないと分からないですからねぇ。
というわけでとにかくWeb上で調べまくりました。

購入は全部Web通販です。
秋葉原とかほとんど行った事ないし、それよりも今はWeb上で一番値段安い店調べて通販で手に入りますからね。便利な世の中になってものだ。
もちろんどの店が対応良くて…ってのも全部Webで調べました。
結果的にはCPUファン以外のパーツは全部秋葉原ではなく大阪のショップでしたね。

到着、そして組み立て

まずケースだけが一番最初に届きました。


すべてのパーツが揃うまで何もできないので彼はしばらくここに待機することに。

そして翌日、別のショップに発注したCPU、マザーボード、グラフィックボード、メモリ、HDD、DVDドライブ、つまりCPUファン以外が到着。
リテールCPUファンで1回作ってからFalconRock IIの静音効果を試すってことも出来るんですが、やっぱりコア欠け(=CPU死亡)とか起きたら泣けるので何度も付け替えしたくないんですよね。CPUだけで28000円くらいしたので。

さらに2・3日後、ついにCPUファンが到着。早速組み立て。
まずいきなりCPU、CPUファンの装着っていう難関なんですな。いきなりやるよりまずはCPUをつけずにファンだけつける練習をするといいらしい、ってことなので何度か練習しました。
これが慣れないと難しい。ガコって変に横ずれすると糸冬らしいので。マジで練習しておいてよかったです。


左がリテール付属のファン、右がFalconRock II。

練習が終わったらついに装着。まずはCPUにグリスをたっぷり塗ります。
シリコングリスで絶縁性が高いので周りにかかろうがとにかくコアを全部覆うようにするらしい。
出来たらセット。


グリスを延ばす。CPUのセットは方向さえ間違わなければ大した作業ではありません。


CPUファンをセットしたところ。

これが終われば接続の作業だけなので安心。LEDの接続はマニュアル見てても迷うけどな…。
実は1箇所だけCPUファンの装着よりも時間をかけた場所が。ケースの背面のコネクタ類がこんにちはする所です。
あの金属部分は折り曲げるのか切り取るのか。迷ったけど内側に折って装着しました。


配線。電源ケーブルちょっと邪魔だけど。


こんにちは。

起動、そして…

一通りの接続が終わったら起動。最初に電源入れるときが緊張でしたね。
初めて自作した割には相性問題や初期不良などもなくあっけなく起動。

最初はAthlon XP 2800+(Barton)を1250MHzと認識しているので166MHz*12.5にCPUクロックを設定する必要があります。
マザーボードのマニュアルに書いてあるのとはちょっと違いますが多分そこに書いてあるのはBartonではなくThoroughbredコアのものだと思われます。

さて、使ってみた感じですが、当然のことながら超快適です。まあ前のマシンのスペックがあれだったからな…。
前から音楽を聴きながら課題とかは普通にやってたんですが、CD-RW(4倍速)にバックアップ取りながらは出来なかったし。
アプリ同時起動はもちろんのこと、今まで重かったソフトも難なく起動。うれしいねー。

ちなみにベンチマークはドライバ類がデフォルト(付属のものからアップデートなし)で、いくつかアプリを起動した状態でしたがFFベンチが4815、SuperPi(104万桁)が58秒(いいのか悪いのか分からん)でした。

ただ、細かい不満を言えば少しあることはあります。

例えばWindows上からファンの速度調節できたりするアプリケーション(SilentTek)がついてくるんですが、これが極めて不安定。根気よく何度もトライすると実行できたりします。
Webで調べたらこのアプリケーションが不安定な人は他にもいるみたいです。自分だけの問題ではなかったようで。
まあクリティカルな部分ではないのでしばらく放置しときます。

それ以外はおおむね順調でしょうか。


メインマシンとしてとりあえず順調なようです。

騒音については、CPUファンとHDDが静音設計、グラフィックボードがファンレスってことで、ほとんどケースファンの音しか聞こえないです。
前のマシンがロースペックなだけに、それと比べるとちょっとうるさくなるかなと心配してましたがほとんど変わらないですね。
リテールファンとか使ってたらどうなってたんだろ…。

ところで、意図してたわけじゃないんですが、FDDドライブのこと全然頭になかった。
まあフロッピーなんて今あまり使わないしいいかな…。
grubをCDに作ることも出来るみたいだし、手軽にデータを持ち歩くにはUSBメモリとか便利なモノがあるし。

新マシンが順調に動いてるようなので、プレサリオ君はメインマシンからの引退を迎えることになりました。
第2の人生はLinux入れてサーバとして動かすかな。
まず中のホコリとか掃除して、次の出番を待つということで。


4年半お疲れ様でした。


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