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第10章 ラ・デファンス(パリ市内・新都心) |
今日は事前に申し込んでおいたモンサンミッシェルへ。
しかしこの朝俺の体調に異変が!!
気持ち悪くて出かけられない。モンサンミッシェルは欠席という事に…
なんとツイてないヤツです。
まあ、ウソなんだけどね。
これは仮病というか、設定なんです。
前回の最後でちょっと触れましたが、前日の夜から考えてたことがあったのです。
というのは、自分はこの旅でやりたいことを全部出来たのか?ってこと。
今までのは確かにいろんなところを周って楽しかったし、日本では見られないようなものをたくさん見てきた。
1日中使える最後の日であるこの日にモンサンミッシェルを見て感動して帰国…というのも確かに良かったかもしれません。
でも、それで満足か、と言われるとちょっと違うような気がしたんです。
どちらかというと今までは有名どころをスタンプラリーのように、
とにかく時間のある限りいろんなところを周るというスタンスでした。
もちろんそれでもいろいろその国でしか見られないものを見てるわけだし、
人によってはそっちの方が満足出来ると思います。
でも、俺は違った。
美術品とかいろいろ見てるのも確かにいろんな刺激があるけど、
美術や歴史に詳しい訳ではなく、それほどの執着というか、興味があるわけでもない。
俺が見たかったのはそういうのだけじゃなくて、街並みとか、買い物したりとか(ブランド物ではない)、
いろんなものを楽しみたかった。雰囲気を味わうっていうんだろうか?
もっと観光地巡りを焦るのではなく、気ままに歩いてみたい。
確かにモンサンミッシェルを捨てるのは勿体ないし、それでいいのかとちょっとは思ったけど、
この日は最終日が午前中だけあるとはいえ、1日使える最終日だったのです。
それ以上に学生最後の旅行を学生なりに満足して終わりたかった。
そんなわけでそういう設定にしたのです。
オレンジはモンサンミッシェルへ行ったけど、彼には真実を伝えました。
そんなわけで今日は1日中、完全な単独行動でした。
まず、ホテルを出る前にスペインのサグラダファミリアで買った絵ハガキを書きました。
スペインで買った絵ハガキにフランスから近況書いて送るってのがこの旅ならではですよね。
で、出発。
出発前に絵ハガキに「PAR AVION」(英語でいうAIR MAIL)
って赤字で書きたくてホテルの人に赤ペンないかって聞いたんだけど無かったみたい。
しかたない、途中で歩きながら買うかー。
午前中はオペラとかマドレーヌとか歩いてましたねー。
散歩しながらいろんな店入って赤ペン探してたんだけど、何気に見つからない。
フランス人ってあまり赤で字を書かないのかな?とちょっと思いました…。
まあ文房具屋自体少なかったけどね。
散歩の流れでロダン美術館へ行きました。
結局美術館じゃないかというツッコミはナシです。散歩しながら流れで入ったんですよ。
ロダンの「考える人」は美術館の中ではなく敷地内の外にあるんですよね。
逆光でうまく撮れなかったので残念…。
その代わりロダン美術館で食ったパンでも見ててください(*'-')b