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Spain Paris
第3章 バーガーキング事件

チップは1日分しか置かなかった。
さて、チェックアウトを済まそうとすると…隊長!なんか1.93ユーロチャージされてます!
えーなんでだよって思ったけどすぐに思い当たるものがあった。


ポテト食ったね


つーかあれもチャージされるのかよ!って感じだった…だって食ってくださいって場所に置いてあったしなぁ。

さて、今日はいきなりバスで5時間もの移動。途中、コンスエグラという場所に寄って風車群を見る。


(クリックで拡大)

地平線が…。風車もいいけどむしろこっちにすげーと思ったり…。



コルドバという町に着く。キリスト建築とイスラム建築両方の顔を持つメスキータを観た。

その後、すぐ近くにある花の小道という場所へ…しかしすぐ近くのはずなのに迷った。
しかも、その後来た道を戻らずに思う方向へ行った事が傷口を広げてしまった。現在位置も分かりません。

ここでスペインに来て初めて通行人に道を聞く。表現集で覚えた「道の聞き方」がここで役に立った。
しかし、ここで一つ問題がある。


スペイン語で道を聞いたらもちろんスペイン語で答えてくれます


まあ当たり前のことなんですが…。

とりあえずその人が最初に指していた方向を目指し、ある程度進んだらそこでまた人に聞いて何とかメスキータまで戻ることが出来た。

ツアーだったので集合時間にやっぱり制限が出てくるんですね。
残りの時間でどうしようか考えたところ、俺はちょっとお土産を見たかったのだが、 オレンジはもう一度花の小道へチャレンジしたいと言うことだったのでここで一時解散。

一人になって、さぁお土産を見ようと店を見て周ろうとしたのだが、 バーガーキングの店に差し掛かったとき、ちょっとお腹すいてたし軽く食うか、と思い突入。

バーガーキングにはマドリッドで一度行っているのでちょっとした安心感があった。
この時集合時間までは30分弱あった。集合場所から結構近かったので、まあ食う時間は十分あるだろうと判断。


しかし、ここで事件は起きた


店のおねーちゃんに昨日と同じ要領でメニューを注文した。
日本のファーストフード店と同様、カウンターの上の方に、メニューが書いてあるパネルがいくつかあるわけだが、 3番のセット(バーガー、ポテト、ジュースで4.95ユーロだったかな)を指差してポルファボール(英語でいうplease)。

店員が一瞬躊躇したようだったので「トレス(=3)」と補足。

店員はちょっと考えて、レジを打った。
値段は7.8ユーロ。ヘンな税でも加算されたのかな?と思ったがマドリッドではそんなの課金された覚えはない。
違うメニューでも頼んでしまったか?

まあちょっと高かったけどそれでもいいかな。
しかし、もらったレシートをよく見ると謎は解けた。


バーガー*3(2.60ユーロ*3)


3番じゃなくて3つかよ!
まあ後から考えたら確かに3つって意味に取れるわけだけど…

もちろんバーガー3つも食いたくなかったのでとりあえず英語でキャンセルを試みる。
キャンセル時の表現なんて表現集には載っていないのだ。

しかし、この店員、「not」とか「cancel」とか比較的簡単な英語も通じないようだった。

とにかく、意思を伝える事自体よりも間違って伝わってしまった意思を訂正する方が大変なのだと実感。

店員がカウンターの中へヘルプを呼びに行った。その人なら英語が分かるんだろうか?
しかしその呼ばれてきた人、まったく理解出来ないわけではないようだが、片言で何を言いたいのかよく分からない。

とりあえずちょっとは分かるみたいなので、とにかく3つじゃねえんだYo、セットくれYoってことをとにかく何とか伝える。

店員レジを打ち直す。60セントくらいお金が返ってきた。
レシートを見ると…


バーガーセット
バーガー


何故かバーガーが余計です。
このとき時間を見ると集合時間が残り少なくなっている。再訂正を断念。多少高くついたがしょうがない。

ところで、スペインって時間にルーズな国民性があるってご存知でしょうか?例えば電車が時間通りに来る事はほとんどないとか。
それをここでも感じたんですが、注文をしてからも結構時間がかかるのです。

さあ、出てきたぞ。
しかし時計を見たら10分前。食えねえじゃねえか(笑)

集合場所までは早歩きで5分くらいあれば行けたので、とにかく5分で食えるだけ食うしかねえ。


やっぱり撃沈!


バーガー1つと、中途半端にポテトとジュースだけ摂取。バーガー1つはまるまる残ってしまった。

さて、これをどうしようか…まるまる残ったバーガーは持って帰ってもバスの中ににおいが広がりそうだったし、 破棄しました…。もったいないけど。



この後、また2時間バスにのってセビージャという町へ行きます。


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